ゆうゆさん。メアリーさん。早速、ありがとうございました。
ゆうゆさんには、『僕』のどうにもわからない、心の奥の気分を表現していただきました。
メアリーさんには、マリーの優しい心根を書いて頂きました。いい女なのですよね、きっとマリーは・・・。
『健吾、来週からL.Aなんでしょ!?買って来て欲しい化粧品があるのよね。』
『いいけど・・。俺、今回の仕事が終わったら、少しL.Aにいようと思っているんだ。』
六本木の交差点から溜池方面に少し歩いた、
通り沿いの店に僕と里沙はいた。
里沙とは仕事で知り合って5年ほどになるが、月に一、二度飲む間柄だ。
歳は僕より十歳以上年下なのだが、何故か気が合った。
どちらが年上だかわからないような、彼女の話しぶりも、僕には心地よかったのかも知れない。
『しばらく、L.Aって、どういうこと。』
『んーん。少し学校に通ってみようと思うんだ。』
『学校って健吾、何をいまさら勉強をするのよ、その歳になって・・。』
里沙のその言葉に僕は、苦笑しか返さなかったが、その後の言葉には少し慌てた。
『私はどうすればいいの。』
一瞬空気が凍りついた・・。里沙といて初めての経験だ。
その空気をすぐに自ら壊すように、里沙が言った。
『何てね・・。健吾、凄く変な顔したけど、大丈夫!?
それで、何を勉強するって訳。』
里沙は照れを隠すように、一気にまくし立てた。
こんな時には、決まって僕は無口になる。子供の頃からの悪い癖だ。
決して腹を立てている訳ではないのだが、相手はそれを誤解して、
攻撃の手を緩めてくれる。もしかしたら、知らない内に、自分で見つけた、
防衛本能のようなものなのかもしれない。
『黙ってないで、何か言ってよ。』
どうやら里沙には、この防衛本能は効かないようだ。
『何か、自分が薄いと感じるだよ、近頃凄く・・・。』
『それで、何でL.Aなの!?』
『別にL.Aでもいいし、L.Aでなくてもいいんだ。たまたま、仕事で行くから
L.Aにしようと思った。』
『まるで禅問答のような話しだわね。ついていけなーい。』
そんな軽い気持ちで、僕はLos angelesを選んだ。
もちろん、仕事で何度も行ってるし、仕事を通してだが、知り合いも何人かいた。
その頃の僕は、CM監督として、それなりに売れていた。でも、ただそれだけだった。
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ふむふむ・・・
L.Aに来る前の経緯や気持ちは、こうだったのですね・・・
こうやって、物語は広がっていくわけですね^^
面白いっ!
理沙とマリーは、いい意味で会わせたい感じです(笑)
健吾の防衛本能を1度、壊したいというか、崩して見るのもおもいしろいかも?!・・・
このあとの展開、続きが楽しみでーす!
投稿者 メアリー : 2008年09月25日 22:10
こんにちは。
いつもブログを拝見しております。
私も書かせて頂きました・・・。
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『健吾がL.Aに行くなら、私もついて行っちゃおうかな・・・。
私もあっちには少しぐらい知り合いもいるし。』
里沙は1人で呟いてみた。
さっき健吾に言えなかったセリフだ。
今日、健吾からL.A行きの話を聞いた時、里沙は目の前が真っ暗になった。
真っ暗になるというのは本当にあるのだ、と少し客観的に思えるくらい、現実としては受け止めがたい事実だった。
けれどそれは言わなくてよかったと思えるセリフでもある。
そんなことを言ったら健吾は、今度こそどんな顔をするのだろう。
今日見た健吾の驚いたような顔。
やはり健吾は里沙の思った通りなのだ。
彼女がそんなことを言うなんて思ってもみないのだろう。
里沙は健吾のことが好きだ。
正直、健吾にも好かれていると思う。
でも健吾のそれはもしかしたら子供のようなレベルでのことかもしれない。
気の合う仲間。
健吾はきっとそう思っている。
だから里沙も彼と一定の距離をもって今日までやってきたのだ。
実際、里沙には恋人と呼ぶべき相手もいる。
『私はここで頑張るよ。』
今度は里沙はこう呟いてみた。
『きっとまた会えるから。』
確信を持って里沙ははっきりと言葉にした。
投稿者 noco : 2008年09月27日 01:12