
12歳の夏、バスケットボールとカープに夢中な少年のもうひとつの興味は、
ラジオの深夜放送でした。
とは言え、まだ広島の放送局では、深夜の1時までしか放送のない時代です。
オールナイトニッポンが、広島でもネット放送されるようになるまでには、
それから3、4年はかかったような気がします。
その頃の少年のお気に入りの番組は、中国放送の「ミッドナイトパイオニア」
と言う番組でした。
12歳の少年には、ミッドナイトと言う言葉の響きは、大人の扉を開け、
中を覗いているという、隠微で甘酸っぱい感じがしたのでしょう。
今考えると、広島の街中にあるパイオニアのショールームでの、
単なる公開録音放送だったのですが、少年にとっては、それはそれは
輝いていた代物だったのです。
夏休みのある日、バスケットボールの練習を抜け出して、
少年は公開録音を見学に行きます。
大きなPA卓やスピーカーが少年の好奇心を、大きく大きくします。
男性MC(おそらく原かんじさんと言うアナウンサーだったような・・)
の軽快なトークで番組は進んでいきます。
客席は20名程度の入りだったでしょうか。
ゲストの若い髪の長い歌手が登場してきた時には、その半数が
トイレに行く始末です。
その歌手は挨拶もそこそこに、憮然とした表情で唄い始めました。
ホワイトジーンズに、白のコットンのシャツの上に紺のベスト。
針がねのようなものに、ハモニカをはめて、一心不乱に唄っています。
ジュリーがこの世で1番カッコイイと思ってた少年は、
その歌手の出す何とも言えない雰囲気に、今まで感じたことのない
ショックを覚えたのでした。
その時、その歌手が唄ったのは、「マークⅡ」と「好奇心」と言う曲。
歌手の名前は、吉田拓郎といったのです。
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ミッドナイトパイオニアを検索してたどり着きました。
その日のゲストは的場さんじゃなかったですか?
会場にいました!なつかし~
原かんじさんのキャッチフレーズは「出っ歯のはらかんじ」でしたよね
投稿者 ⑦パパ : 2010年10月06日 13:56